ノイズ対策部品の種類と概略特性 | コイルを使う人のためのお助け雑学 | サガミエレク株式会社
searchサイト内検索 / 

ノイズ対策部品の種類と概略特性 | コイルを使う人のためのお助け雑学

ノイズ対策部品の種類

コンデンサ バリスタ ダイオード ・・・インダクタ

当社では基板実装(SMD/PIN)タイプのインダクタ素子を製造・販売しています。

DCライン ノイズのモード 代表的な対応製品群 主な対応周波数
AV機器
OA機器
デジタル家電
白物家電
電源各種
ディファレンシャル CER/CBE/CVEシリーズ
伝導ノイズ: 150kHz~108MHz
放射ノイズ: 30MHz~
PRCG4036C
PRBG4029C
PRBG4036C
放射ノイズ: 数百MHz~
ディファレンシャル・コモン TDG5629C
放射ノイズ: 100MHz~
コモン TDG6029C
放射ノイズ: 100MHz~
TQR/TGQRシリーズ
(5~12mm)
伝導ノイズ:150kHz~108MHz
放射ノイズ:30MHz~

ノイズフィルタ使用事例

①D級オーディオ(シングル)

ノイズフィルタ使用事例 D級オーディオ(シングル)

②D級オーディオ(BTL)

ノイズフィルタ使用事例 D級オーディオ(BTL)

③EV軽自動車

ノイズフィルタ使用事例 EV軽自動車

④EV軽自動車

ノイズフィルタ使用事例 EV軽自動車

EMCとは

EMC(Electromagnetic Compatibility)

電磁両立性。機器の設計・製造条件

  1. 電磁的妨害源とならない
  2. 電磁的な干渉を受けない
  3. または干渉を受けても正常に動作する(両立する)
EMC

EMI(Electromagnetic Interference)

エミッション。電気機器などが周囲に不要な電磁ノイズを放出すること。

EMI

伝導エミッションと放射エミッション

  • 伝導エミッション:電線を通って出て行くノイズ
  • 放射エミッション:空間を通って出て行くノイズ
伝導エミッションと放射エミッション

インダクティブノイズフィルタの一般的な周波数特性

AM FM DAB TV 携帯電話 Wi-Fi
3MHz 30MHz 100MHz 200MHz 1GHz 2.5GHz
MnZn系コアで効率よくフィルタ出来る限界
NiZn系コアのL小さめのパワーインダクタでフィルタ出来る一般的限界
NiZn系コアの1層巻きパワーインダクタで高インピーダンスが実現できる一般的範囲
パワーインダクタでフィルタ出来る一般的範囲
大型NiZn系コアの1層巻きパワーインダクタで実現できるSRFの一般的限界

ノイズフィルタに求められる性能

  • インピーダンス:高いほど良い
  • SRF:高いほどより良い
  • 損失:高い方がより良い
  • 直流抵抗:低いほど良い
  • 発熱:低いほどよい
  • 磁化飽和:高いほうがより良い
  • 温度特性:ある程度不問

※一般的に直流あるいは低周波の大電流が印加される

インダクタのトレードオフ性能

伝導エミッションと放射エミッション
注意事項
  • 本文中に掲載の製品の一部には、既に生産が終了しているものが含まれている場合がございます。
  • 記事作成から時間が経過しているので、記載の情報が古いままの内容が含まれている場合がございます。
※掲載内容に付いて、お気付きの点がありましたら、こちらからお願いします。